マクロとミクロの交錯 チリが積もって15億を読んだ感想・・・。
おことわり
批判するつもりはありません。客観的事実と解釈を共有したいだけ。
本の感想
まず、本の内容自体は素晴らしいと思います。
ヒントというか、答えが大量に散りばめられています。
これはスキャルピングである程度利益を出せるようになった人なら誰でも解ると思います。
今まで利益を出したことが無い人で、一生懸命答えを探しているなら、素晴らしい良書です。
また、単純に値動きだけで利益を出した人にとっても、今後の方針としてどのように成長するべきかも書かれています。
だからこそ、専業の本音としては「ジュンさんペラりすぎ」になると思います。
なぜペラりすぎなのか
取れる金額の総量が同じ場所で競争することは、競争する人同士で首を絞めあい、苦しむことになります。
ミクロで見れば、ジュンさんは本を出して信頼を勝ち取ることができるし、多少なりとも本の印税が入るからプラスになります。
ですがマクロ(トレーダー全体)で見れば今まで優位性として専業が持っていたものでは戦えなくなってしまいます。そうなると本の存在を知りつつ、その技術がある前提でより優位性を得なければ勝てなくなります。
要するに、同じ金額を得るために投下時間をさらに増やさないと勝てなくなる。この競争の激化が起こるということです。
本を手に取った本人のミクロな視点では「いい情報を手に入れた」はずなのに、勝てるようになったときの実入りが小さく、その先もっと難しいことが要求されるようになります。
競争の激化の具体例
(今)チャートで上げ下げをあてずっぽうが上手なだけで月100万
(今後)チャートで上げ下げをあてずっぽうが上手で月20万+良いPC+良い業者+プログラミング知識と専門的知見を使って月100万
こういう未来になってきます。どちらが簡単だったか言うまでもありません。
これから起こること
今までなんにもわかってないでスキャルピングの迷子になっていた人が、徐々に正しい方向性を確立していきます。
すると、いままであったエントリーポイントの優位性が損なわれていきます。具体的には利食いが早くなっていきます。
利食いが早くなっていくのは、値動きが早くなるのではなく、業者の中でカバーしていなかった部分が利食われる量が多くなります。結果としてスプレッドが拡がりやすくなり、利益が出せなくなります。
なのでスプレッドが拡がりにくい業者で戦うことでしか優位性を保てなくなります。既に凍結している人はそのエントリーポイントでは勝てないという構造になります。
その後は想像に任せますが、チャート上の優位性がある場所を知っているのは当たりまえになり、そもそもトレーダーなのにトレード以外の部分で優位性を競うことになります。それはポイ活サイトでクレカ登録や資料請求して即無視したり、パチンコ屋でハイエナをしたり、Paypay祭りのときに当たりが出るまで返品する。のような、他人の足を引っ張ったり、なんの生産性もないことでしか勝てない世界が訪れるかもしれません。というか、そうならざるを得ない状況になってきたと思います。残り汁の吸い合いです。
にとばつの本懐
僕は情報を開示していくこと自体に否定するつもりは全くありません。ミクロ(個)としては合理的なことです。
(開示しないほうが全体にとってはプラスです)
本記事でみなさんに伝えたいのは、「自分がいい情報を知れたこと」よりも「他人がいい情報を知ってしまったこと」で競争が激化することに危惧をするべきだと言いたいのです。これで僕も勝てるようになるぞ!という認識は甘いかもしれません。
また情報開示に関しては、僕もYoutube liveしてるから同じだろと認識される方も多いかもですが、僕の本懐は「マクロで日本勢を強くしたい」です。
スキャルピング界隈で競争するのではなく、トレーダーとして世界と戦って日本の国富を増やしたい。
そのために必要な知識とか資金作りのためにスキャルピングを少し開示してきたつもりです。
スキャルピングで戦わない前線トレーダーに成って、同士を一人でも多く輩出し世界の金融戦争で勝ち、日本で支出し納税する。これが僕の夢です。
クソだせえよ、にとばつ
正直、界隈のみんなには金額的にものすごい遅れを取っていて、超超超悔しい。
でもミクロとして間違っているかもしれないけど、マクロとしては正しい選択をしていきたい。
・・・と、綺麗事言いましたが、本当は自身の能力が低くて勝ちきれない雑魚が言い訳綴っているだけです。
稼げてないのにクッソだせえwwwと笑ってくれていいです。自分でも稼げてなくてクソだせえと思ってます。
成功しない限りクソだせえのは変わらない。でも僕にとっての成功ってみんなと違うし、挑戦しなきゃ成功しない。やりたいことやりきりたいじゃん。
みなさんはこの良本を手にとった後、どんなトレーダーになりたいでしょうか?